鍾乳洞ではないけれど・・・

 溶岩洞窟、鉱山跡、甌穴、洞門、石灰岩、化石・・・など

(地域別にまとめてみました。2014.7)

鍾乳洞はこちら


【兵庫県但馬地方】

● 神鍋風穴(兵庫県豊岡市)【写真】

 スキー場で有名な兵庫県北部の神鍋高原。ここの神鍋山は、比較的新しい火山で、頂上にぽっかりと火口があいています。まるで神さんの鍋のように(だから神鍋と言うのでしょうね)。兵庫県に住んでおりながら、こんなに近くに火口のある火山があるなんて、今まで知りませんでした。その神鍋山のふもとにある溶岩洞穴が、この風穴です。幅6m、奥行き6m、高さ8mの大きな穴です。この近くには、溶岩が川をせき止めて出来た滝なども見ることが出来ます。

● 神鍋溶岩流(兵庫県豊岡市)【写真】

 スキー場で有名な神鍋山は、かつての活火山です。以前にも風穴や火口、十戸の滝などをアップしていますが、その近くのまだ行ってなかった溶岩流跡を回ってきました。

● 海底面流痕化石(兵庫県香美町)【写真】【まるで石筍:2018.2.18記事追加】

 神鍋から蘇武トンネルを抜けたところに、15000年前の海底面流痕の化石が露出しているところがあります。矢田川フィッシングセンターすぐ上流です。川の流れが岩をくりぬいて、興味深い造形美をつくっています。

● シワガラの滝(兵庫県新温泉町)【写真】

 新温泉町の海上というところから、約1km歩きます。難所っぽいところもあり、体力に自信のない方はやめておいたほうがいいでしょう。でも、それだけの価値はあります。まわりの雰囲気と言い、なんとも言えない荘厳な気分にさせてくれます。

● 玄武洞(兵庫県豊岡市)【写真】

 30年ぶりくらいに行ってきました。かつてはJR玄武洞駅から観光渡船で対岸に渡り、玄武洞めぐりをしていましたが、渡船もなくなり、観光地としても寂れてきました。玄武洞の柱状節理を間近に見ることができます。興味の無い人には、「それがどうした・・・」?
 さらに5年後、山陰海岸がジオパークに指定されたあとの玄武洞。やや活気が戻ってきました。

● 淀の洞門(兵庫県豊岡市)【写真】

 日本海の荒波で自然にできた洞窟です。兵庫県に鍾乳洞は、淡路島の野島鍾乳洞しかありませんが、波の浸食による洞門はたくさんあります。

● 明延鉱山(兵庫県養父市)【写真】 【坑道見学】

 ぜんぜん鍾乳洞ではありません。鉱山跡です。神子畑選鉱所跡、明延鉱山跡、坑道見学のようすなど。坑道見学は要予約(5人以上)です。

● 生野銀山(兵庫県朝来市)【写真】

 こちらも鉱山跡です。明延鉱山と違い、坑道跡が観光できるように整備されています。採掘の様子が、人形で再現してあります。

● 浅野の穴(兵庫県養父市)【写真】

 兵庫県に鍾乳洞発見!と思ったのですが、その確率は小さいようです。でもゼロでもないような気もするんですけど、どうでしょう。スキー帰りに偶然みつけた、自然の洞穴。

● 乙女の滝(兵庫県朝来市)【写真】 

 新田ふるさと村へ行く途中に、生野町へ抜ける県道の峠があります。峠を越えた白口渓谷にある乙女の滝。滝自体は大したことありませんが、滝壷の穴に感激して、ここにアップです。

● 白口鉱山跡(兵庫県朝来市)【写真】

 新田ふるさと村へ行く途中に、生野町へ抜ける県道の峠があります。峠を越えた白口にある鉱山跡を再度訪ねました。

【兵庫県丹波地方】

● 丹波竜発掘現場(兵庫県丹波市)【写真】

 日本最大級、そして全身骨格ならば世界的にも大発見といわれる、丹波竜の化石発掘現場。なんと、発見される3ヶ月前に、その現場を訪ねていたのでした。もっとよく探しておけばよかった・・・。

● 毘沙門洞(兵庫県篠山市)【写真】

 ほとんど京都府との府県境、篠山市の山中に、毘沙門洞はあります。こちらもひょっとして石灰洞かと思いましたが、どうやらそうではなさそうです。

● 畑鉱山(兵庫県篠山市)ほか【写真】

 篠山市では、珪石鉱山がたくさんありました。珪石鉱を運搬するために、旧国鉄篠山線が福住まで伸びていました。

● 阿草の黄銅鉱跡(兵庫県丹波市)【写真】

 またまた鉱山跡です。といっても、明延や生野とは規模が違いすぎますが・・・。丹波市山南町阿草に、鉱山跡があります。誰も知らないと思いますけどね。

【兵庫県摂津地方】
● 多田銀山(兵庫県猪名川町)【写真】 

 兵庫の銀山と言えば、生野、明延ばかり注目されますが、猪名川町の多田銀山跡もがんばってます。短いですが行動も見学できますし、資料館もあります。ただ、行った日が休館日でした。


【兵庫県東播磨地方】
● 志染の石室(兵庫県三木市)【写真】 

 志染の石室(しじみのせきしつ)は、奥行き7.2mもあるそうです。湧き水には天然記念物の「ひかり藻」が生息しており、金色に見えることから「窟屋の金水」とも呼ばれます。

● 黒滝(兵庫県三木市)【写真】

 三木市吉川町、旧吉川町の中心街からすぐのところにあります。幅30メートル、高さ4メートルの、不思議な滝です。地層を見ていると、何か恐竜の化石でも出てきそうな気がします。


【兵庫県西播磨地方】

● 鹿が壺(兵庫県姫路市)【写真】

 鹿が壺は、甌穴(おうけつ)です。岩のくぼみに石が挟まり、水流によって回転し、岩を削って大きな穴になります。鹿が壺の甌穴は、数といい大きさといい、見事です。

● 福畑鉱山跡(兵庫県神河町)【写真】 

 神河町のグリーンエコー笠形からず〜っと北へ上がった、ほぼ終点に、新田ふるさと村があります。そこの一番上のキャンプ場からさらに上がったところにある坑道跡です。

● 与位の洞門(兵庫県宍粟市)【写真】 

 宍粟市の市川沿いにあるこの洞門は、どうやら人工の洞門のようです。今ならこれくらいの距離にトンネルを掘るのは、何の問題もないようですが、昔は大変だったようです。


【兵庫県淡路地方】

● 不明な岩穴(兵庫県淡路市)【写真】

 神戸淡路鳴門道の北淡ICから、いわゆるサンセットロード(西海岸)を南下中に、気になる祠を発見。陰石信仰のような気もしますが、地図にも載ってないし、何なんでしょうか。

【近畿地方】

● 丹波マンガン記念館(京都府)【写真】

 こちらはマンガン鉱跡で、人口のものです。
 1896年から1983年頃まで、丹波の山々からマンガンが掘り出されました。そこで働いていたのはほとんどが朝鮮人でした。在日朝鮮人の元坑夫が、第二次世界大戦中の重労働に耐え、坑夫として働いた朝鮮人たちを心に刻むため、また将来の世代の人たちのため、ひとつの教訓として鉱山を残そうと、丹波マンガン記念館を建設しました。(丹波マンガン記念館のパンフより)
 経営が厳しく、一時は閉鎖も考えられていたようですが、全国からのカンパで何とか維持されています。入場料800円はちょっと高いかもしれませんが、カンパと思って、是非お越し下さい。5000円で、洞内の案内もしてもらえます。教育関係の在日外国人問題の研修にもお勧めします。

 2009年5月31日、とうとう丹波マンガン記念館が閉館になってしまいました。この日は「丹波マンガン記念館 閉館・鎮魂・出版パーティ」ということで京都府内外からたくさんの人権関係者が詰め掛け、大にぎわいでした。この施設が閉館するのは、いろんな意味で寂しいものがあります。この日、館長の李さんが「丹波マンガン記念館7600日」(解放出版社)という本を発行されました。

 朗報!2011年7月3日、丹波マンガン記念館が再開。くわしくはこちらをどうぞ。

● 白崎海岸(和歌山県)【写真】

 紀伊半島から突き出た、真っ白い岬が白崎海岸です。石灰岩の岬で、石灰岩の採掘跡が白崎海洋公園として整備されています。近くに、戸津井鍾乳洞もあります。

● 磐船神社(大阪府交野市)【写真】 

 何気なくJAFの割引施設一覧表を見ていて、ふと目にとまった磐船神社。気になりだすと、もう居ても立ってもいられません。大阪市内から車で30分ちょっとで、こんなところがあるんです。鍾乳洞でも、ここまで服が汚れることは珍しい。

● 石山寺(滋賀県津市)大理石の露頭【写真】

 石山寺は、その名のとおり、大きな岩が本堂の前にあります。天然記念物の硅灰岩の露頭です。その手前に、大理石の露頭もありました。行くまで知らなかったのですが、小さな穴もあり、鍾乳洞のページに載せてもいいかな、と。

● 三段壁洞窟(和歌山県)【写真】

 和歌山県の白浜温泉近くにある、三段壁洞窟。断崖絶壁に、波の浸食による大きな穴が空いています。そこに、土産物店からエレベーターで下りて、洞窟の中に降りることが出来ます。中には鉱山跡もあります。えぇつ、ここにも鍾乳石?

● 瀞峡と、ホテルなぎさや(和歌山県)【写真】

 勝浦のホテルなぎさやに宿泊しました。トンネルを通らないとホテルの正面玄関に行けないというシチュエーションもそそられますが、駐車場からチラッと見えるこの穴にもそそられます。何だったのか未だに不明・・・。

● 西野水道(滋賀県)【写真】

 以前、琵琶湖を車で一周した時に見かけた看板が、ずっと引っかかっていました。ようやく訪れることができました。今回は「ついで」に行ったので、中まで行けませんでした。場所がわかったので、また近いうちにリベンジするかも・・・。

【中国地方】

● 石見銀山(島根県・世界遺産)【写真】

 世界遺産に登録されてから、気になっていた石見銀山。鉱山マニアにとっては、痛し痒しの坑道跡見学。もう一度来ることはあるのだろうか。

● 人形峠のウラン鉱床露頭発見地(岡山県・鳥取県)【写真】

 岡山県と鳥取県の境にある人形峠の旧道を登ると、その頂上に「人形峠かがくの森プラザ」があります。その近くに、ウラン鉱床の露頭が発見された跡があります。

● 岩屋堂(鳥取県若桜町)【写真】

 兵庫県から国道29号線戸倉峠を越えてすぐのところにあります。国道から横道に入ってすぐ。このあたり、鍾乳洞の空白地帯なので、ひょっとして石灰洞かと思いましたが、岩がごつごつしていて、ちょっとちがうようでした。不思議な大穴です。

● 厳門(石川県)【写真】

 能登半島にあります。波の浸食で、大岩に穴があいています。能登半島は地震で、観光客も少なく、観光地は閑古鳥が鳴いています。被災地の皆様には、お見舞い申し上げます。


【関東地方】

● 鳴沢氷穴・富岳風穴(山梨県)【写真】

 こちらは石灰岩が浸食されてできる鍾乳洞ではなく、溶岩による洞窟です。
 富士山の周辺には、大小さまざまな洞窟があり、青木ヶ原にある富岳風穴と鳴沢氷穴は代表的なもので、真夏でも氷柱が見られるので観光客が絶えません。今からおよそ1130年前の貞観6年(864年)富士山の側火山長尾山の爆発の際、古い寄生火山の間を灼熱に焼けた溶岩流(青木ヶ原丸尾)が流れ下ってできたのが、この二つのトンネル式になった洞窟である。昭和4年に文部省の天然記念物の指定を受けてから世界に紹介され、地質学上、貴重な存在となっている。(「風穴と氷穴」パンフより)

● 松代大本営跡象山地下壕(長野県)【写真】

 第二次世界大戦の終盤、敗色が濃くなり、本土決戦を覚悟せざるを得なくなった政府は、都心から離れた長野県の地下に、皇居・大本営・政府機関を移設するという無茶な計画を実際に行いました。その一部を見学することができます。


【四国地方】

● 恵比寿洞(徳島県海部郡)【写真】

 ウミガメで有名な旧日和佐町にある浸食洞です。徳島県では最大のものとされています。

● 御厨人窟と神明窟(高知県室戸市)【写真】

 弘法大師が住んでいたとされる御厨人窟(みくろど)と、悟りを開いたとされる神明窟(しんめいくつ)。二つの浸食洞が並んでいます。

● 白山同門(高知県土佐清水市)【写真】

 足摺岬から歩いて15分ほどのところにある、四国最南端の同門。すぐ近くまで降りることができます。

● 岩屋寺の穴禅定(愛媛県久万高原町)【写真】

 四国八十八か所の第45番札所。本堂の背後には、凝灰岩がそびえ、庫裏は岩から飛び出たように建っています。境内の一角に、弘法大師が掘ったといわれる井戸があり、この洞中にお参りすること を"穴禅定"と言います。

● 石手寺のマントラ洞窟(愛媛県松山市)【写真】

 四国八十八カ所の第51番札所。本堂の横に、マントラ洞窟といわれる洞窟があり、金剛界・胎蔵界のマントラを表現している・・・そうです。無料ですが、志(100円程度)を払いました。「パラダイス」に近いものを感じたのは、私だけでしょうか。

● 城山の貝塚(徳島県徳島市)【写真】

 JR徳島駅の北東にある、徳島城跡のある山を、城山といいます。その海側に、洞窟がありました。城山貝塚というそうです。昔はここまで、海だったのだそうです。

● 太魯閣渓谷(台湾)【写真】

 タロコ渓谷と読みます。厳密には(厳密でなくても)鍾乳洞ではありません。石灰岩が浸食された大渓谷です。石灰岩が編成を受けて、大理石が露頭しています。鍾乳洞らしきものも、あちらこちらに見えるんですが、鍾乳洞としては観光化されていません。


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