戸津井鍾乳洞・白崎海岸

(和歌山県日高郡由良町)


戸津井鍾乳洞

 戸津井鍾乳洞は、和歌山県で唯一の観光鍾乳洞です。石灰岩採掘場で発見された鍾乳洞で、長く閉鎖されていましたが、観光洞に整備され、1989年にオープンしました。延長100メートルの短いものですが、ペルム紀の貴重な鍾乳洞です。なお、入口前の駐車場までの道が細いので、気を付けてお越し下さい。

入口の門。
鍾乳洞の入口。
飛燕。
白蝋の滝。

白崎海岸

 紀伊半島から突き出た、真っ白い岬が白崎海岸です。石灰岩の採掘跡が白崎海洋公園として整備されています。明治28年頃から昭和47年頃まで約80年にわたり、東亜セメント、浅野セメント(日本セメント)が直営として採掘をしていたそうです。その後セメント工場跡が残っていた所を、公園に整備されました。なお終戦間際には、魚雷を積んで敵艦に突撃する一人乗りの潜水艦「回天」の基地が建設されていたそうですが、「回天」は運び込まれること無く終戦を迎えたそうです。今は、オートキャンプ場のほか、ダイビングクラブのセンターが建設されています。

青い海に白い岩が映えます。
石灰岩の奇岩があちこちに。
石灰岩のオートキャンプ場。
テントの真上に、気になる穴が。
この穴は、人工的なものでしょう。
セメント工場跡か軍事基地跡か?

 キャンプ場やダイビングの設備などが、石灰岩に囲まれています。その山のあちこちに、穴が空いていたり、コンクリートでふさがれた穴があったりします。山の中は、ひょっとして空洞に近いのかもしれません(?)。上の写真の金網越しに中が見えるのですが、コンクリートの大きな柱があったりします。なんとも不気味というか、興味深いというか・・・。石灰岩マニアは、必見の地でしょう。


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