三島溶岩流・三島楽寿園(静岡県三島市)

 新幹線も止まる三島駅で、約1時間の時間待ちがあったので、駅南すぐの「楽寿園」に行ってきました。入場時刻ギリギリに300円を払って入りました。実は何があるのかも知らず、お金を払うくらいなので、それなりの庭園でもあるのかと思って入りました。
 そしたらなんと、そこは富士山から流出した溶岩の先端あたりにあたり、三島溶岩流の跡などが見られるとのこと。急にワクワクしてきました。天気が悪くて富士山は見えませんでしたが、富士山の溶岩がここまで流れてきているとは・・・。
 あと、湧水池も有名だそうで、湧水池を庭園に見立てた樂樹幹や郷土資料館もあるのですが、閉園まで30分ということで、足早に見学しました。
 その湧水池ですが、このところの住宅事情のせいなのかどうか、水脈が変わってきているようで、最近は雨期でないと水が溜まっていないそうです。この日もほとんどの湧水池が、干上がっていました。藤棚の藤がきれいに咲いていたので、池に志水が満杯なら、さらに美しい景色が見られたのだろうと思います。

 小浜池を中心とする富士山の基底溶岩流の末端にある溶岩地形と、その溶岩中から数か所にわたって地下水が湧出している現象が、国の天然記念物として指定されています。
 昭和30年代から環境変化の激しい国土の中で、湧水減少が変化しつつあり、現在その方策を検討中とのことです。

溶岩流のあと。
干上がった小浜池。 藤の花は真っ盛りですが、池は水なし。

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