一人でできるカヌーツーリング in黒田庄

 川の水は、高いところから低いところへ向かって流れます。カヌーで川下りをする場合、川上まで車でカヌーを運び、川下りをした後、車のあるスタート地点まで戻らなければいけません。カヌーで川を上れたら問題ないのですが、静水に近い瀞場でない限り不可能です。一時的に川の水が反対に流れてくれれば問題ないのですが、これは地球がひっくり返っても無理でしょう。スキー場のようにリフトがあればいいのですが、そんなものも見あたりません。
 折り畳みのフォールディングカヤックであれば、車で運ぶ必要がないので、電車やバスを利用して一人で川下りをすることができます。しかし、ポリ艇など場合は、電車に持ち込むわけにもいきません。ポリ艇で川下りをする場合は、一般に二人以上のメンバー(というより車2台以上)が必要です。
 でもご安心下さい。黒田庄のど真ん中を流れる加古川は、JRを利用すると、一人(というより車1台)でカヌーツーリングをすることが可能です。移動時間を含めて約3時間あれば、一人で6kmの川下りを一人ですることが出来ます。その方法を紹介しましょう。

12:45  スタート地点(三カ村井堰)にカヌーを置き、車でゴール地点に向かう。
13:00  ゴール地点(津万井堰)に到着、徒歩でJR黒田庄駅へ向かう。
13:15  JR黒田庄駅に着く。
13:23  JR黒田庄駅発。
13:31  JR船町口駅着、徒歩でスタート地点に向かう。
13:45  再びスタート地点(三カ村井堰)に着き、川下りの準備。
14:00  川下りスタート、カヤックでひたすらゴールを目指す。
15:15  川下りゴール、帰り支度をする。
15:30  帰路に就く。お疲れさま。

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 まずは船町の「三カ村井堰」がスタートです。入り口がわかりにくいのですが、「理系化学工業」と「マルゲン工業」の看板のところを川の方に入ります。
 河原に降りたところがスタート地点です。カヤックやパドルを車から降ろし、近くの竹藪付近に置きます。取られないかちょっと心配ですが、一般の人にしてみれば取るほどのものでもないし、軽トラックでもないと持って帰れないので、ま、大丈夫でしょう(保証はしかねますが)。ひっくり返されたカヤックの姿は悲惨です
 さて、カヤックをおろし、車はゴール地点の津万井堰に向かいます。この間、約6km、時間にして車で約10分です。道不案内の方は、国道175号線を南下するのが賢明です。畑瀬橋の下に車を置いて、JR黒田庄駅に向かいます。着替え等は車の中に置いて、できるだけ軽装で出かけましょう。
 普通に歩いて約10分で黒田庄駅に着きます。加古川線の駅は、ほとんどが無人駅になっています。
 駅の前に、黒田庄町の地図が立っていました。だいたいの地理を頭に入れてください。
 やがてJRの列車が到着します。私が乗ったのは、13時23分発の谷川行きワンマンカーです。後ろのドアから乗って整理券を取ります。
 本黒田を経由して、約8分の所要時間で船町口駅に着きます。運賃は180円です。船町口駅は、私が子どもの頃から無人駅で、マッチ箱のようなかわいい駅舎です。地元の老人会の方などが、美しく手入れをされています。
 船町口駅から約10分歩いて、スタート地点に行きます。この三カ村井堰は、黒田、前坂、喜多の水田を潤しています。
 この日、いざスタートしようとすると、鮎取りのおじさんから、「網を張るまで行かんとってくれ」と、しばらく足止めされました。
 さて、いよいよスタートです。少し水が少ない気がしました。新中橋の手前は、コース取りを間違わなくても、水深が浅く、底がつかえて止まってしまいます。ちょっと手こずりました。
 瀬は少なく、それもそんなに激しい瀬はありません。中央橋の下流にちょっとした瀬があります。下流側から見るとそんな大した瀬でもないように見えますが、実際に下ってみるとちょっとスリルがあります。このあたりを過ぎると瀞場が続きますので、物足りないというより、ちょっとしんどいです。
 この日は魚釣りをしている人が10人ほどでしたが、日曜などはもう少し多くなります。畑瀬橋が見えてくると間もなくゴールです。あとは、あらかじめゴール地点で待っていてくれた車にカヌーを積んで、帰路に就くだけです。

 スタートからゴールまで、この日は1時間15分かかりました。本気で下れば1時間を切ります。水量があれば、40分くらいでしょうか。ま、急いで下ってもおもしろくないですからね。流れが激しいところで少し遊んだり、カワセミやシラサギ、アオサギなどの野鳥を見ながら、川に親しんでください。

 本日の支出は、ガソリン代の他には、JRの運賃180円だけです。なおJR谷川行きは、13時23分を逃すと16時05分までありません。平日は14時00分発です。第4土曜は運休になりますので、注意してください。このHPを見て、私もやってみようと思われた奇特なあなた、必ず時刻表で確かめてから実行してください。

 なお、このコースの拡張版として、山南町久下(久下村駅)から西脇市比延(日本へそ公園駅)までの「一人でできるカヌーツァー」を計画中です。黒田庄コースは堰がないので、途中でカヤックから降りる必要はありませんが、この拡張版コースには堰が4箇所あります。その都度カヤックを降りて、担いで運ぶ必要があります。ちなみにJRの時刻は、日本へそ公園13:18発(平日は13:35)、久下村駅13:35着(平日は14:12)です。第4土曜は運休になりますので、注意してください。実施したときには、また報告します。

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