スキー’99のページ
スキーのページへもどる
’99スキー初滑り(妙高杉の原スキー場)
雪が降りません。’98年12月26日(夜出発)から30日(早朝着)という、毎年お決まりの日程のスキーツァーに申し込んでは見たものの、新聞の積雪情報はいつ見ても×印。雪不足の場合は、4日前に電話連絡が入ることになっていました。妙高のホームページを見る限り、少しずつ雪は積もっているようで、タイムリミットの4日前には、なんと、ほとんどリフトが稼動し始めました。このツァーは、一昨年のあの雪不足の年でも決行しました。3年前は大雪警報が出て高速道路が通行止めにもかかわらず、もちろん決行しました(この年は、スキー場につくのに約20時間かかりました)。今回も絶対決行だろうなと思っていたら、案の定、中止の電話はかかってきませんでした。
雪が少ないため、直前に数名がキャンセルされたようです。参加者は27名、うち7名が子どもで、バス1台でも余裕があります。ZIPANGの豪華なトイレ付き、毛布付きデラックスバスだったから、ラッキーです。行き先は妙高杉の原スキー場。ゲレンデは当日か前日に積雪があったらしく、1日目は最高のコンディションで思いっきりスキーを楽しめました(私はある事情のため、泣いていましたけど…)。全コースブッシュなし、土や石もほとんど出ていなかったのですが、幸か不幸か、天気があまりにも良すぎました。第3高速リフトのコースは、今年のこの時期としては十分過ぎるほど積雪があるのですが、ゲレンデの下のほうは2日目、3日目となるにつれ雪が解けていき、一部ブッシュや土が出て、下山するとき大変でした。
実はシーズン前に、思いきってブーツと板を新調しました(「カービング宣言!」のページを見てください)。出発直前まで、新しい板を持っていくか、それともボロボロの古い板を持っていくか悩んだ末、全リフトが稼動しているのだから積雪は大丈夫だろうと、結局おニューの板を持っていきました。多少ガリッとやってしまいましたが、板の裏の傷は、そんなにたいしたこともなく、結果的には正解でした。この年は道具も新しいので、張り切ってスキースクールに入りました。困ったことにブーツが新しいので、まだ足にフィットせず、痛くて痛くて、苦痛に耐えながらの講習になってしまいました。それに受講生が午前中2名、午後3名という、ほとんどプライベートレッスンのようなスキー講習です。レッスンのハードさと足の痛さで、最後のほうは本当に泣きそうになりながら滑っていました。予定より15分ほど早く終わったのですが、「ありがとうございました!」と言ったあと、マジで足が動きません。太腿も肉離れ寸前? 何とかレストランにたどり着き、ココアを飲んで、ようやく歩けるようになりました。普段まったく鍛えてないものが、上級のスクールなんて入るものではありませんね。
2日目は、足の痛みも少し楽になり、何とかスキーを楽しめました。3日目は足の痛みの再発と疲労とで、午後になるともう、楽しいというより苦痛でした。やはり普段から足は鍛えておきましょう。ということで、今年の初滑りは無事終了いたしました。
ブーツと板を新調しました。とうとうカービングスキーに手を出してしまいました。長くなりますが、最初になぜカービングスキーを買う羽目になったのかというところから説明しなければなりません(おまえのホームページはどこも長すぎる? ごもっとも)。
前のスキーブーツは、SALOMONのリアエントリー式のブーツでした。履きやすく、かかとのところをカチャッとするだけですぐ滑れるという点はたしかに便利なのですが、どうしても締め付けが甘くなってしまい、思うように板を操作できません。やはり昔ながらのバックル式にはかなわないということで、ブーツを新調することにしました。板はもうボロボロなのですが、予算の都合上、来シーズン以降に買い換えるつもりでした。板といっても、流行(はやり)のカービングなんかまったく買うつもりはなく、昔ながらのノーマルの板と決めていました。で、なぜカービングなのかって?
私が行きつけのスポーツショップに行き、板を見ていると、なんとカービングスキーばかりではありませんか。普通の板も少しありましたが、そこには「モーグル用」と書かれています。そうです、ノーマルの板はごくわずかにモーグル用として生産されているだけなのです。今、普通の板といえば、それはもうカービングなのです。聞くところによれば、スキー教程もカービングを念頭においたものに変わってきているそうです。となれば、ブーツだけでなく、板も買い換えたほうが技術向上に良いかなあ、ということになったわけです。ただ、予算に限りがあります。取り敢えず、ブーツは良いものにしましょう、と言うことで、店のお兄ちゃんにLANGEのL10アグレッサーZCを選んでもらいました。あとは板です。予算のことを言うと、「2シーズン前のモデルで一本だけ良いのが残っている」と、SALOMONのネオビート90を探してくれました。一本だけ残っているのだから、デザインも色も選択の余地はありません。オレンジっぽい、ちょっと変な色だなあと思いましたが、予算には勝てず、いそいそとそれに決めました。
これらのブーツと板は、’98.12.27〜29に、妙高でデビューしました。ブーツはおろしたてと言うことで、最初は足を入れるだけで半時間ほどかかってしまい、サイズを間違えたかと思うほどでした。買うときにはちゃんと入ったし、痛くなかったので、きっと合うはずだと信じて滑っていました。とにかく、滑っている間、痛くて痛くてしかたありません(このときの様子は、初滑りのページを見てください)。あと何回か滑るうちは、この痛みが残ると思いますが、そのうち痛くなくなることでしょう。
さて、問題のカービングスキーですが、長さは普通の板より短くなります。私の場合、前の板が195でしたが、カービングは185です。ナチュラルカーブとかピュアカーブとか、いろんなタイプがあります。カーブがゆるいものほど小回りがきき、カーブがきついものほど大回りがきくそうです。インとアウトで、半径が違うものもあります。実際に滑ってみると、体重をちょっとかけるとクーッと回る感じで、おもしろいです。今までのスキーは、両足がそろうことが上達の目安のようなところがありますが、カービングの場合は少し開いたスタンスでいいようです。カービングは特別な滑りをする必要があるのかと思いスクールに入りましたが、大してそんなことも無いようです。ということで、今年はカービングで、ちょっと頑張って見ようかなあと思っている今日この頃です。
’99シーズン、氷ノ山国際スキー場は、リニューアルしました。私一人の秘密にしておきたかったのですが、皆さんに公開してしまいましょう。
これまで駐車場がいっぱいだった時は、上の駐車場に車を止めて登行リフト乗り場まで汗をかきながら歩いて行っていましたが、なんと上の駐車場から、ペアの登行リフトが新設されました。前の(今も動いていますが)登行リフトはシングルだし、谷を渡るのでスリルがありましたが、新しい登行リフトはペアなので、子どもがいても大丈夫です。また駐車場が増えたことで、これまですぐに満車になっていたシングルリフトの方の駐車場が満車になりにくくなり、運が良ければ日曜日でも車を置けることがあります。
さらに驚くことには、次のパノラマリフトがシングルからトリプルに架け替えられました。パノラマリフトの下のコースは、昨年まで段段畑の間を通る下山コースのようだったのが、リフトの右も左も滑れる一枚バーンに整備されました。すごい! スキーヤーが詰め掛けても、これなら大丈夫でしょう。
また、スノーボードのパスが不必要になりました。おかげで、たびたびリフトを止めてくれる初心者ボーダーに悩まされますが、これだけボーダーが増えるとスキーヤーは我慢するしかありません。
メニューへもどる
トップページへもどる