おおさか東線〜梅田貨物線〜関西本線〜南海汐見橋線


おおさか東線

 関西本線久宝寺駅。3月16日に全線開通した、おおさか東線で、新大阪に向かいました。かつて阪急下新庄から梅田へ出て、大阪から天王寺経由で高井田まで通っていたことがありました。乗り換えも含めて、もっと時間がかかっていたように思いますが、新大阪と久宝寺間が普通列車で30分ちょっとで行けるなんて、30年前に出来ていてほしかったなあ。
 30分少しで、新大阪に着きました。思ったよりお客さんが多かったですね。快速の本数が少く、各駅停車のロングシートの列車だったので、景色がよくわかりませんでした。またリベンジしてみたいと思います。
 

久宝寺駅 新大阪駅。隣のホームに特急はるか。

梅田貨物線〜大阪環状線

 新大阪初の特急くろしお号や、京都発の特急はるか号は、線路の関係で大阪駅を通らずに、環状線に入ります。その時に通るのが、梅田貨物線。そこを一度通ってみたかったので、新大阪駅で天王寺までの自由席特急券を購入し、特急はるか号に乗車しました。

 東海道線のさらに西側の貨物線を走り、淀川を渡ったらすぐに東海道本線と別れて梅田貨物線に入ります。
 大阪駅の北は、かつて貨物ヤードだったところで、いまここになにわ筋線北梅田駅の工事が行われています。なにわ筋線が開通すれば、特急くろしおや特急はるかは、そちらを経由するので、貨物船の線路は通らなくなります。
 福島あたりで、踏切を通って、環状線に合流します。踏切の写真はタイミングが悪く、撮れませんでした。環状線外回りの、さらに外側の線路に出てきます。西九条で内回り線路に合流します。
 このためだけに購入した、新大阪−天王寺の自由席特急券。650円。乗車券はICOCA。検札に来た女性の車掌さんは、怪訝な顔もせずに、ハンコを押してくれました。ゴールデンウィーク10連休の、ミニミニ旅行気分で、天王寺着。降りたのは私だけ?

天王寺〜JR難波
 ICOCAは、天王寺のひとつ東の東部市場前駅から乗車したので、大阪近郊区間の経路でまだ有効です。そのまま引き返して、関西本線の始発駅であるJR難波に向かいました。奈良から天王寺を経由して難波に行くはずなのですが、天王寺でどのホームに停車するのかわからず、結局新今宮で乗り換えました。何をやってるんだか。将来は、この駅がJRなにわ筋線につながり、先ほど乗ってきた特急はるかや特急くろしおは、このホームを通ることになるのでしょう。
 かつては地上駅だったJR難波。今は地下にあります。地上駅の時に来たかった。  駅を地上に出たところ。南海難波駅に比べると、寂しい感じがします。

南海汐見橋線

 JR難波から西へ歩くと、南海汐見橋駅があります。阪神電車なんば線の桜川駅の乗換駅で、桜川駅も計画段階では汐見橋駅だったそうです。南海というと難波駅があまりにも有名ですが、かつては難波から南海本線が出ていて、高野線は汐見橋駅が始発だったようです。それが今は、高野線も難波駅始発になり、岸里玉出駅で線路が分断され、4.6km約10分の往復の路線となっています。都会の中のローカル線と言われています。

レトロな汐見橋駅の駅舎。 ホームもレトロ感いっぱい。
電車が入線してきました。 岸里玉出駅到着。難波行き乗換。
 南海電車と言えばグリーンのイメージがあったのですが、今はこのようなカラーになっているようです。南海本線の電車もそうでしたから。この駅は、中井本線のホームと高野線のホームがえらい分かれていて、南海本線のホームの隣に汐見橋線のホームがあり、乗り換えがややこしそうです。ここから難波行きがいっぱい出ているので、敢えて汐見橋駅に行く人は少ないということが理解できました。ただ、工事中のなにわ筋線が汐見橋線につながれば事情は変わってきます。南海は新難波駅を新しく作るという計画もあるようですし、どうなることやら。

(2019.5)


ブラウザの「戻る」ボタンで戻ってください。